10日間で17本のDVDを見た。
最近の映画は3Dのための映像かと思うものが多い…。
その中でお薦め3本。
(全て準新作ですが…)
ヒューマンドラマ系
「INVICTUS」(洋画)
1995年に南アフリカで行われたラグビー・ワールドカップの裏話。
ネルソン・マンデラ大統領の「他人を許す」というポリシー…。
国会で揚げ足を取るばかりの日本の政治家に見て欲しい。
獄中のマンデラ氏を支えた
英国のアーネスト・ヘンリーの詩の題名が「INVICTUS」
ラテン語で 「征服されざる者/負けざる者たち」という意味。
インビクス(ウィリアム・アーネスト・ヘンリー著)
私を覆う漆黒の闇
鉄格子にひそむ奈落の闇
私は あらゆる神に感謝する
我が魂が征服されぬことを
無惨な状況においてさえ
私は ひるみも叫びもしなかった
運命に打ちのめされ 血を流しても
決して屈服しない
激しい怒りと涙の彼方に
恐ろしい死が浮かび上がる
だが 長きにわたる 脅しを受けてなお
私は何ひとつ 恐れはしない
門が いかに狭かろうと
いかなる罰に苦しめられようと
私が我が運命の支配者
私が魂の指揮官
最後の2行を「我が運命を決めるのは我なり 我が魂を制するのは我なり」と訳し
どんなにつらい状況にあってもそれは誰のせいでもなく自分の運命。
だから誰の事も憎まない、羨まない。
だから人の事を思いやれる。
赦すという大きな力。
お薦めです。
近未来系
「サロゲート」(洋画)
「この男、何回世界を救えば気が済むんだ」のキャッチコピーに
まんまとひかかったが、
ネットでバーチャルにはまり、リアルから逃げて生きる若者や
医療に依存し、長生きだけが目的の金持ちに対しての
痛烈な風刺だと感じた。
(髪のあるブルースも見所…)
お薦めです。
ファンタジー系
「食堂かたつむり」(邦画)
小川糸の小説を映画化。
アリスインワンダーランドよりよっぽど良かった。
料理に対する愛情、食事の大切さが伝わる。
氾濫する日本の食文化に大切なものが詰まっている映画。
料理する前に祈る様なシーン、
魔法をかけるように愛情を注いで調理するシーン。
これはこんな食堂があったらいいなではなく
家庭の食事の大切さがテーマなんだと感じた。
うち御飯への原点回帰がテーマの映画です。
(そして、あくまでもファンタジー?コメディ?です)
でも、お薦め。おいら的には「インスタント沼」以来のヒットです。
そんなひとり言。