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雑誌「倉式」の取材・編集日記です。
by type-kura
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2時半まで飲んでいたのに
朝早く目覚め、事務所で所用をこなし
昼前に告別式へ出た。
お世話になった先生が11/22に逝った。
おいらの仲人でもある。
死ぬ間際まで作品を描こうと
病と立ち向かいキャンバスに向かっていたと聞く。
昭和3年3月3日生まれの82歳だった。
ぞろ目に生まれた彼はぞろ目月、ぞろ目日に逝った。
死ぬ日まで洒落ていた。
男前だった彼の遺体は骸骨の様に痩せていたが
思わず触りたくなるほど、とても美しいと思った。
式場には彼の作品が数多く展示されていたが
どの作品もかすんで見えるほど
死に顔こそが彼が残した最後の作品のようだった。
午後からルーチンの業務をこなし
夜はまた人に会いに街へ。
東京の生き方を語る大手広告代理店を引退した彼に
忘れていた9年前の感覚が呼び覚まされる。
果たしてそれが今のおいらに必要なことかどうか…。
ただただ懐かしく彼の話に耳を傾けた。
懐かしく思えたが
おいらにはリアルを感じさせない。
美しく死んだ82歳のアーティストの死に顔の方が
おいらのリアルだった。そんな1日。
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