今日は、午後から水辺のユニオンが主催する
高梁川学校の最終回「倉敷校」に参加した。
明日は「高梁校」にも出席する。
水辺のユニオンとは倉敷商工会議所が
経済産業省の補助を受けて
平成19年度から3年間かけて行ってきた
広域・総合観光集客サービス支援事業の名称である。
この事業が3年間行ってきたことは大変興味深い。
http://www.w-union.jp/
そして幸せにも
私も3年間この事業にわずかながら関わることができたことを
誇りに思う。
与えてもらったことへのお返しは、
年をあけた頃から新たに始まる。
この地を愛し、この地に生きる。同じ仲間と新たな歴史を創る。
この活動は、そんなムーブメントに必ず成る。
新見・高梁・総社へと足を運ぶ機会は増え、
高梁川をさかのぼる度、
川の龍脈を感じ、川と会話をすることが楽しくてしょうがない。
人がごちゃごちゃ生きてきた幾年月、文化や地域、人を結び
文句も言わす脈々と流れ続けてきた。
この母なる川に感謝。
今日は夕刻から新見へ中世たたら操業を見に行きました。
もののけ姫のモチーフとなったとも言われる新見のたたら。
先日は総社の古代たたら操業を見に行き
とても感動したので、新見はかなり期待を膨らせていました。
その期待を裏切らず、とても素晴らしいイベントでした。
まずは、その参加者の多さにびっくり!
総社のたたらは夕刻に20~30名程度、
日が暮れてからは50名程度でしたが、
5時頃、新見の会場に着くと既に200人程の人が会場を埋め尽くしていました。
今年完成したという「たたら場」も大きな施設で、
これが炉です。
そしてこれがふいごです。
何よりそれを取り囲み、関係者が食事をする炊き出し用のテントや
昨年ずくで作られた茶釜で沸かしたお湯でお抹茶を振舞うテント、
鍛冶が体験できるテントや鋳物が体験できるテント、
そして愛媛大学から韓国人やフランス人の学生が参加して古代アジアの製鉄復元実験コーナー、
夜通し、たたらを行うための焚き火など
かなり力が入っているのが伝わってきます。
このイベント、来年の国民文化祭には大々的に行うことが決まり
今年はプレということで昨年までよりずっと力が入っている様です。
注目すべきは地元以外にも
古代東アジア鉄技術研究セミナー、日立金属㈱、広島YMCA、東寺、
新日本製鉄㈱八幡製鉄所、安来市教育委員会、福山YMCA、愛媛大学、
安来商工会議所、芦屋釜乃里など広く協賛・協力を集めていました。
6時半からの開会式と火入れの式典の時には250名を越える人が集まり、
盛大なイベントとなっていました。
そしていよいよ火入れ…
炉にいっぱいの炭がくべられ、
若者が全身を使ってふいごを押します。
一晩皆でふいごを押すそうです。
総社のたたらはブロワーで風をおくっていましたが、
新見のたたらは2台のブロワーと4人の人力で炉の温度を上げていきます。
これも新見のこだわりです。
楽をしたほうが人が集まらず、あえて手間をかけている方に若者が集まるという
逆転現象を目の当たりにしました。
こんなまじめなたたらをよそに私がはまっているのは…
炎の撮影です。
総社では炎の写真を撮ってその中に何が見えるか遊ばせてもらいました。
総社での一押は「馬」でした。
これが意外と楽しくて今回もひたすら炎を撮影…そして
今日の一押は「ネコ」でした。
私の好きなイベントの一つ「倉敷フォトミュラル」が始まった。
昨夜には商店街にたくさんの写真が吊るされていた。
そして今日の午後、アイビー学館へいくと
明日からの立て込みに北山さんが学生達と奮闘中だった。
岡山県立大学の北山先生は、このフォトミュラルの企画人。
会いたい人のひとりだった。
展示の方法も、ちゃんとしていて手を抜いていないこのイベントは
倉敷を代表するイベントだ。
学生達の力を最大限に引き出し、
北山先生と学生達で準備は全てこなす。
実際、参加している学生は10名ほどで
単位にもならないが、この意義のあるイベントに労力を惜しまない。
素晴らしいイベントだ。
会場を今まで倉敷の寂れた商店街としてきたのも共感できる。
予算も少ない中で、費用対効果の高い企画なのだ。
是非、大勢の人に見に来て欲しい。
***************************
「景'09倉敷フォトミュラル」
今年の作品は商店街のアーケードへ
過去の作品がアイビー学館へ展示。
商店街への展示は10/23(金)から11/11(水)迄
アイビー学館の展示は10/24(土)から11/11(水)迄
***************************
先日、奥備中坂本郷N邸へお伺いした時に
偶然にも倉敷国際ホテルに泊まって雑誌「倉式」を見てから
N邸へ行こうと思いついてN邸に来たお客様に出会った。
とても嬉しかった。
Nさんも偶然その雑誌「倉式」の編集長が来ていますよと
お客様に紹介していただき、色々とお話を…。
二人の女性は埼玉県川越市から来たそうで、
その内のひとりは以前、ご主人のお仕事で玉島に住んでいたことがある人だった。
今は生まれ育った川越で暮らしているが、
倉敷で暮らした時の印象がとても良く、以来2年に一度は倉敷に訪れる倉敷のファンだそうだ。
しかし、美観地区の話になると、お金を落とすところがないと嘆いていた。
行くのは「はしまや」さんと「平翠軒」ぐらいで、
「何!あのK屋って!あんな店は倉敷に必要ないわよ!」
(やはり、あの節操のないK屋か…)
「何とかしてよ!」
「と言われましても…。儲かっているようで…。」
「いかにも観光地みたいな店なんか、どうせ修学旅行の中高生しか買い物しないでしょうに!」
「あんな店倉敷には増えて欲しくないわ!せっかくの美観地区が台無しよ!」
とえらいけんまくで意見された。
「たぶん地元の人もそう思っているでしょうが…私では…」
そう答えるしかなかったが…。
確かにどーにかして欲しい。しかし、あの手の店がなぜマトモに商売が成り立っているのかは私にも理解できない。
管理するBBSも多いのでブログに手を出すのをためらっていたが、
そうも行かない理由もあって
とりあえず始めてみたが…
だいじょーぶかオレ。
くまゴローさんのように毎日更新は到底無理だし…
とりあえず雑誌ネタで立ち上げてみました。
さあ!今日のネタは
士郎さんが雑誌と次回の展示イベントの打ち合わせもあって
事務所に訪ねて来てくれた。
今日は岡山理科大学のある教授が
桃太郎伝説と温羅伝説の講座を開いたようで
それを聞きに倉敷へ来たついでに事務所へ。
色々と詳しい話に興味が湧いた
次回、士郎さんと一緒に聞きに言ってみようと思っている。
できれば、雑誌への執筆をお願いしたい。
そして士郎さんの写真はまた素晴らしかった。
次号は「龍神幻想」で龍にまつわる写真を掲載してくれる。
請うご期待!
写真は士郎さんの写真じゃないです。(ごめんなさい